※五十嵐さんが熱帯魚を飼育し 始めたきっかけは?
本来、爬虫類と魚類が好きだったのですが、私が小学生の時に父が熱帯魚を飼い始めまして、車で店を廻ったり、本を読んだりして、小学校6年の時には自分で飼っていましたね。
ワニはそれ以前から飼っていましたが・・・
熱帯魚は生体はもちろんですが、本が好きで中学の頃になると、とにかく詳しくなりたくて、例えば学名を覚えるのに一生懸命になり、かなり積極的だった記憶があります。なぜか、発音にも拘りましたね。
図書館では、貸出カードが私の名前で埋め尽くされたものもありました |
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※アフリカ産淡水魚にこだわる理由は?
私の魚人生を方向付けたのは、ポリプテルスの存在ですが、子供の頃からワニ類、特にナイルクロコダイルの飼育に憧れ続けておりました(後に3亜種を飼育)。
アフリカの水辺への憧れがその原点であるのかもしれません。
ポリプテルス以外にも肺魚やナマズ、モルミルス、カラシンからシクリッドまで、多くのアフリカ種を手掛けてきましたが、その地域ならではの共通性を感じます。ポリプテルスを突き詰める上で、アフリカの淡水魚類に関する学術文献を、生体以上に精力的に集め出して20年以上経ちますが、こうして資料もある訳ですし、もちろんこれからも可能な限り集めたいと思っていますし、また実際にアフリカへも行ったりしています。
今後もアフリカへは行きます。他の魚種との関わりもアフリカンに絞り込もうと思っています。そういった意味で、これは私にとってこだわりではなく、必然的なことであるのです。 |